日本のサッカーが10代までは世界でも屈指な理由
こないだ知り合いのU15代表経験者の元Jリーガーと飲んだ時の話。
サッカー日本代表は強くなったとは言え、ワールドカップ優勝はまだまだ雲の上の存在。
かたや、日本の小学生のサッカーチームが世界一を決める大会で何度か優勝しているのが不思議なので、
これがなぜか訊いたら、教えてくれた。
ちゃんと理由があった。
正解はこうだ。
個人技よりも戦術や組織力で勝つことを教える指導者が原因
ヨーロッパの子供は俺が俺がでパスをせず、個人技を磨こうとする。
コーチもそれを怒らない。
日本の少年サッカーでは、練習でもフェイントとかの個人技はほとんどおしえないし、
試合でそれをするとコーチにこっぴどく怒られる。
では、日本のサッカー少年団の指導者が何を教えるかと言えば、組織力。
個よりも和を尊重するのだ。
10代の大会はアピールの場だから個人の自己主張が強すぎて、どこも組織力が足りない。
そんななかで日本のチームワークは群を抜く。そんで世界大会で優勝しちゃう。
でも組織力を育てても、選手個人は強くならないので、上の世代に行くと天井が見える。
組織力なんてプロレベルになるころには自然にできあがっている
個性を重視した教え方をされたヨーロッパの子供も、上の世代になると
組織力や戦術に対する理解もすすんでくるので、すぐに日本に追いつく。
かたや、日本人のサッカー選手は子供の頃に既に教わっているので、もうノビしろがない。
日本のサッカー選手は、スポーツ教育で一番重要な期間であるといわれる12歳までに個人技を教わってこなかったので、A代表世代になると並のチームに成り下がる。
強くなりたかったら、子供の頃は個人技を教えるべき。
個人技の指導を重視する高校に進学した香川が、海外で活躍しているのはそのいい例だ。
って聞いたよ。